ペンは正しい持とう!そうと言われることは多いと思いますが、世の中にはいろんな持ち方があります。万年筆も、持ち方に合わせて使って良いではないでしょうか。

この記事では正しい持ち方ではなくても使える万年筆の選び方を考えてみたいと思います。

持ち方の分類

万年筆の正しい持ち方をまずおさらいします。卵を握るようにそっと手を握り、親指の付け根と中指にペン軸を置いて、人差指と親指で優しく挟み、ペン先は紙と45度程度に寝かした状態で当てるようにします。

肘は90度程度に曲げ、あまり角度を曲げすぎないようにすると力が入りにくく疲れなくなります。とはいえこの記事は正しく持っていなくてもいいよね!という趣旨ですので、他にも想定できる持ち方を考えてみました。

その1:ペン先を握る・立てて書く

まず、ペン先の直前をぎゅっと握るコンパクトな持ち方があります。鉛筆を持つ時は書きやすいので、比較的ポピュラーな持ち方ではないでしょうか。先を持つため少し角度がつきやすいものの、短いペンでも親指の付け根を支えにできるのが特徴です。

ただ先を持つだけでなく、中指ではなく薬指を支えにしたり、一定数ボールペンのようにペンをまっすぐ立てて書く方が多いようです。その場合、万年筆は構造上寝かせて書かなければインクが出ないことが多いので、少々相性の悪い持ち方と言えるかもしれません。

その2:ペンの後ろを握る

次にペンを非常に長く持って、お尻のあたりを持つ持ち方です。おはしのようなイメージでしょうか。全体として寝かせてデッサンをするようにしゃしゃしゃと書く方が多い印象があります。

万年筆との相性はそれほど悪くないように思われますが、キャップとの相性が悪いと居心地が悪くなる可能性があります。

その3:上から掴んで持つ

最後になかなか万年筆でそういった持ち方をする方を見たことがないのですが、上から親指をひとさし指でつまむようにして持つ持ち方などがあります。

万年筆を書く方法としてはあまりよいものではありませんが、寝かせて書いているので当て方さえ合っていれば筆記できなくはない持ち方です。

持ち方別のおすすめ万年筆!

さて、上記のような特徴的な持ち方の方、とくに万年筆と相性が悪いといわれた方は持つのをあきらめるべきでしょうか?わたしはそう思いません。そこで正しくない持ち方でも書ける万年筆の選び方を提案します!

まず、前の方を持ち、立てて書くのが好きな方には短めの万年筆をおすすめします。もとから短いものは親指の付け根にあてて安定させて書くことは想定されていませんし、ペン先の角度も調整しやすくなっているはずです。

繰り出し式などキャップのない万年筆はより短くなるので良いでしょう。

次に、ペンの後ろにもってゆったりと書きたい方には、長めの万年筆をおすすめします。キャップを後ろにはめずに書けるほど長いものを選べば、後ろがごろごろして気になるという方でも無理なく使えます。

最後に、ペンを正しく持てるようになりたい!という方におすすめなのが、子供用の万年筆です。持ち手の部分が工夫されていて、自然と人差指と親指でつまんでゆったりとした角度で書けるようになります。

ペンの持ち方を矯正したいと考えている方は、子供向け万年筆、で探してみてくださいね。