毎日外出先で万年筆を使っていると、思わぬ事故で取り落としてしまったり、インクが乾いてしまったりとトラブルが起こってしまうものですよね。そんなトラブルを出来るだけ避けるためにも、出来ればトラブルの起こりにくい万年筆を選びたいものです。

この記事ではトラブルの起こりやすい万年筆の特徴を説明し、よりリスクの低い万年筆の選び方をご紹介します!

落とすと大変なもの

万年筆を落として起きるトラブルとしては、ペン先が曲がってしまったり、壊れてしまうことと、インクが飛び散って漏れてしまうというふたつのトラブルが想定できます。

まず第一に、ペン先が曲がるトラブルも、インクが漏れるトラブルも、キャップをしっかりと閉めておけば回避できます。

もちろん、書いている途中に取り落とすことはあるかもしれませんが、自分は物を落としやすいぞ!という自覚のある方はできるだけキャップが閉めやすいもの、つまり嵌めこみ型のキャップを選ぶとよいでしょう。

また、そもそものペン先をスチール製にしておけば、壊れたりひしゃげる心配も少し減りますので、書きながら落としそうだな、という場合はスチールのペンのものをおすすめします。

ペン先以外の要素としては、軽くて小さな万年筆は、持ち運びが便利な反面うっかりぽろっとトリオとしてしまう可能性が高くなります。落とさないようにするにはどっしりと重いものを選ぶとよいでしょう。

なお、ジンクスといってしまえばそれまでかもしれませんが、自分にとって高価だと思う万年筆を購入すると、落さないよう扱いがていねいになるので落とさない、という話も聞きます。

なんにせよ万年筆は繊細な道具ですので、大切に扱ってあげるようにしたいものです。

インクが渇きやすくて大変なもの

さて、次のトラブルとしてはインク詰まり、つまるところインクが乾きやすいというトラブルです。

インクが乾きやすさは、キャップの構造が一番の原因です。繰り出し式のキャップ、かちっと嵌める型のキャップ、回転型キャップの順で乾きやすくなります。ようは、密封性が高い方がペン先が空気と接しやすいため、インクが乾きやすくなってしまうためです。

とはいえ、どれだけ対処していてもインクが乾いてしまうということはあり得ます。もし、インクが乾ききり、詰まってしまった場合、一番楽な対処方法は水につけてインクが溶け出すのをじっと待つことです。

この作業をするには、インクタンクの隅々まで水を含ませる必要があります。したがって、ペン先は巻き込み型などの閉じているものよりも、オープンのものがより簡単に水を吸い上げてくれます。

インクタンクの方でいえば、カートリッジの万年筆やコンバータを使用している万年筆よりも、吸入式の万年筆の方が水を直接出し入れすることができるのでより早く乾いたインクを水で溶かすことができます。

つまり、このなかでは吸入式で回転型のキャップを持つ万年筆が一番インク乾きやインク漏れ、落下させてもトラブルが起こりにくく、またトラブルがあっても掃除やメンテナンスが楽でな万年筆といえるでしょう。

好みの万年筆を探す際は、そのようなメンテナンスについても少し頭の隅に置いて選ぶと後々の苦労が減りますので、参考にしてみてくださいね。